小学校3年生の時に、大腸の炎症性疾患(大腸から水分などを吸収できなくなる病気)になり、夏休みの間ずっと入院治療を受けました。その時に健康であることが当たり前ではなく、健康であることの大切さを実感しました。 地元名古屋の大学を卒業し、消化器外科医として、基幹病院・大学病院などで勤務をしながら、究極の生活習慣病である「がん」に対する治療を実践してきました。 ・ 病気になってしまってから対応(治療)することは大変であること などを実感し、病気になる前(未病時)に対応することを実践するために活動しています。 |
|
佐野 正行(さの まさゆき) (株)メディカル アンド ナレッジ カンパニー 代表 ▼履歴 |
産業医活動に対する想い
病院やクリニックには、病気になった人(なったと思っている人)が受診するため、
病気に対する検査や治療が仕事になります。
病気になることや、検査や治療を行うことによる、心身や経済的な負担は、とても大きなものになるため、
『「病気になる前」 = 「未病時」』
に対応することが、とても大切なことだと気付き、産業医としての活動を本格的に行うようになりました。
産業医として活動を通じて、
・ メンタル面の不調者を沢山抱えている経営者
・ 自身の心と体の状態に不安を抱えながら働いている人
・ 様々な健康に関する情報が溢れているので、かえって、どの様に対応したらいいか分からない人
・ 不調者をでないようにするには?不調者に対してはどの様に対応すればいいのか?などの知識がない人
・ 過重労働が心身の負担になっている人
などが沢山いることを知り、産業医の役割がますます大きくなってきていることを肌で感じています。
経営者を含めた、働いている人達が皆、心身共に健康で、高い作業効率を保ち続けながら働けることが、企業にとっても、従業員にとっても、とても大切な事だと思います。
通常の心療内科ではあまり行われていない、生活習慣・食事・労働環境・睡眠などの改善のアドバイスを併用しながら、専門家として、企業の健康面に関する悩みを一緒に解決していきます。
・一番大変だと思うのが、食生活の酷さ。身体自体のベースとして状態が悪くなっている。
・自分の身体をメンテナンスすることが全然されていない。
・その職業に応じた身体に対する負担が大きくなっている。(例:営業職、IT関連)
・仕事に応じた、サポートやメンテナンスが出来る仕組みが必要。
・前向きな企業に対しては、検診受け方・検診後のフォロー・仕事中の姿勢・会社で出来るストレッチ・等の取り込みやすい健康法等のアドバイスを行っている。
・身体を整えて、一番いい状態で仕事することで仕事自体もいいレベルになる。
・パフォーマンスの出しやすい
・会社自体もトラブルが少ない
・仕事内容が良くなることで、会社が求める収益もいい状態になる
・元気で健康な人が多い状態の方が、社の雰囲気もよくなる。
・心のトラブルが出にくくなる
・一つ基準としているのが、自分の生活の中で、友人と食事に行ったり、飲みに行ったりできる身体の状態を死ぬまで保てるかどうか。
・個人レベルでは、自分で歩ける・食事や飲み食いできる・ボケずに会話が楽しめるレベルの健康のサポートがしたい
・企業としては、身体の状態を整えて仕事に集中できる・仕事に対して、より大きな結果が出せるようサポートしたい
・自分でケア出来ない方は、整体師・トレーナー等のプロへの相談をお薦めしている
・時間があれば、普段の生活を離れて自然の多い所で心のリラックス。時間がなければ、朝の公園でもよい。
・自分の中で大切にしていることを1つだけ挙げるとするならば、心と身体をストレッチすることです
・一つは、身体が硬くなっていることに気づいていないケースが多い。プロに入ってもらって身体をほぐすなり、姿勢を整えたりすることは、体調を管理する為にはやって欲しいと思っています。
・二つ目は、身体を整えることによって、心のバランスが整う。
・リラックスできる空間があれば、心が安らぐので心と身体が整い、今、増えている心のトラブル(うつ)は無くなると思う。
・心の問題は心で解決できると考えている方は多いが、心のバランスを崩す時は身体が原因となることも多い。だから、心と身体を両方整えることが必要。
・心を整えることは、なかなか難しいこと。
・前向きに考えようと思っても、出来ないことも多いし時間がかかる。
・それに対して、身体を整えることはその気になればできること。(セルフケア、環境を変える、人に整えもらう)
・まずは、身体から整えてストレスを減らすことに繋がれば良いかと思う。
・多くの企業の「うつ」の割合は、従業員数の1%くらい。多い企業だと4%くらい。
・対処や雰囲気によっては、ほぼ「うつ」の方がいない企業もある。どのように取り組むかは大切である。
・健康って目に見えないものであり、数値化しにくい
・売上げ等と違い、健康度数がどの程度かを具体的示すことが出来ない為、企業として対策に時間やお金をかけることは難しいが、全ての大元が心と身体なので、そこを整えることは仕事をする上で一番大切かと考えています。
・企業としてもうつ対策等に投資し、産業医としても提案するようにしたい。
・人生の1/3くらいが会社で過ごす時間であり、とても重要です。環境は変えることが出来る。
・職場の風通しを良くすること。社員同士がお互いにコニュニケーションを取っていれば体調も含め調子が良いか悪かも感じやすい。特にIT系企業が全てメールで済ませることも多い。また、社員同士で飲みに行く機会が減ったことも一つの原因。一緒にいる時間、お互いを見る時間を作っていくことが大切。
・もう一つは、身体のメンテナンスをすること。何かをやり続けることは、同じ姿勢になるので、必ず何処かには負担がかかる。
・具体的には、産業医のアドバイスを求める。
・コリや痛み等の症状があるのであれば、それを解消できる専門家に相談する。
・仕事中に身体と整えられる環境(企業内ボディケア)等があれば、尚更良い。
・限られてスペースですが、立って出来る運動だっていくらでもあるし、ベッドだって入れるスペースはあると思う。
産業医としての実績
・ (株)生活の木 |
・ (株)オーティーエス など一部掲載 |